ゲームブックについて書きます
こんばんは、くまです。
今回はゲームブックについて書こうと思います。くまはゲームブックが大好きです。今でも好きです。古い本のを引っ張り出してきて、たまに読んだり(遊んだり?)しています。
現在ではゲームブックというジャンルは廃れてしまいましたが、くまの幼少時代(数十年前)にブームになっていた時期があったようです。”あったようだ”と書いた理由は、当時のくまはハマっていましたが特にブームに乗っていたつもりは無く、今調べてみるとブームがあったように書かれているから。
Wikipediaを調べてみると、くまが知らないことが沢山書かれていて勉強になりますが、くまの記事では、くまとゲームブックの出会いとか、何が面白いかとか、くまの思うところを書いていきたいと思います。
ゲームブックとはどんなものか
”ゲームブックなんて知らない”という人がほとんどでしょうから、どのなものなのか紹介します。
普通の小説は、皆さん読んだことがあると思います。小説は基本的に一本道で話が進んで行き、決まった結末で物語が完結します。物語の展開に読者の意図は全く作用せず、読者は傍観者として物語を鑑賞します。映画も同じですね。まあ、後から読者意見により変わることがありますが。
それに対してゲームブックは、ゲームと名の付く通り、読者の意図により物語の展開が変化します。物語全体を大きく変化させることはあまりないのですが、少なくとも読者の意図が物語中の出来事を変化させることができるのです。それは、いわばシュタゲ(シュタインズ・ゲート)で言うところのアトラクタ・フィールドみたいなものです。(ちょっと分からないネタかな。ちなみにシュタゲはゲームです。すっごくオタクですっごく面白いです。お勧め!)
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話を脱線させてしまいましたが、元に戻します。
物語の進行中に様々な選択肢が提示され、それを読者が選択します。これにより、発生するイベントが変化したり、場合によっては結末まで変わります。主人公が途中で命を落とすかもしれません。
それはTVゲームのノベルゲーム(アドベンチャーゲーム?)みたいなものです。ほとんど同じかもしれません。ただ、多くのTVゲームは場面の描写を絵に頼っています。なので、時に質の悪い文章のTVゲームがあっても、絵が良ければOKなんてことになるかもしれません。
それに対して、ゲームブックは場面を文章で描写します。絵は挿絵程度です。この挿絵も時として重要になりますが、文章の質が良くないと面白く無いですし、何を言いたいのか分からなくなってしまいます。なので、ゲームブックでは、普通の小説並みの質の良い文章が求められるのです。
また、絵があると状況を伝えるのにとても便利なのですが、登場人物の心情とか状況の細かい描写は文章で説明する方が良いと思います。ゲームブックでは、場面の細かな描写を文章で味わいながら遊ぶことが出来ます。
色々と書いてしまいましたが、くまが言いたい事は、TVゲームとゲームブックのどちらが良いかと言う事ではなく、ゲームブックはTVゲームとは違う質の面白さがあると言う事です。もちろん、くまはTVゲームも大好きですよ。特にRPG。
ゲームブックの遊び方
それでは、ゲームブックの遊び方を簡単に説明します。
ゲームブックには、入手した道具とか自分のパラメータとかを記録するための記録シートが付いていますので、記録シートをコピーして使用しましょう。今はどの家にもPCがあると思うので、EXCELか何かを使って自分なりに記録シートを作るのも良いと思います。くまはEXCELを使っています。レイアウトや大きさも自由にできますし、必要に応じてマクロや計算処理を組み込んだりもできます。
次に6面体サイコロを2個用意しましょう。ゲームブックでは、運に関する判定にサイコロを使います。例えば、武器を使った攻撃が当たるか外れるかとか、罠をうまく外せるかといったようにです。ゲームブックの端にはサイコロが印刷されていて、一度閉じてから開いてみて、そこに印刷されていた目を使う事もできます。ですが、やはりサイコロがあると良いです。あるいは、スマホのアプリにもサイコロアプリがあり、これも便利です。くまのおすすめは「ダイスふる」というアプリです。このアプリ、4面から20面のサイコロまで使えます。サイコロと言えば6面ですが、実はもっと沢山種類があるんです。テーブルトークゲームだと様々なサイコロが使われます。ゲームブックの場合、6面以外はまず使いませんが。
それでゲームブックの進め方を簡単に書きます。
あなたは今、町の中心を南北に横切る街道を北に向かって歩いている。辺りには似たような居酒屋が何軒か軒を連ねており、店の呼び込みが、まばらにしかいない客を必死になって取り合っている。そう言えば、あなたは朝から何も食べていないことを思い出した。急ぐ旅をしているわけでもないので、居酒屋に入って腹ごしらえをするのも悪くない。だが、何も食べたくないというのであれば、呼び込みを無視してこのまま歩き続けることもできる。
居酒屋に入って腹ごしらえをするなら二二九へ、このまま歩き続けるなら四一六へ進め。
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二二九
あなたが適当に選んで入ってみた居酒屋では、客同士のケンカの真っ最中だった。扉を開けた途端に、何処からか酒瓶が飛んできた。この酒瓶をうまく避けることが出来なければ大怪我をしてしまう事だろう。ここでサイコロを2つ振れ。出た目の合計が8以上ならうまく避けることが出来る。一〇〇二へ進め。8より小さかった場合は酒瓶があなたの頭に命中してしまう。当たり所が悪く、あなたはここで命を落としてしまう。あなたの旅はここで終わる。
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四一六
あなたは休む間も惜しんで歩き続けたため、かなり早く目的地へ到着できそうだ。だいぶ日も傾いてきたし、そろそろ宿を探して休むとしよう。あるいはお金を節約するために、野宿をすることもできる。ただし、ここは野党が多いと言われており、野宿は危険が伴うものと覚悟しなければならない。
宿屋に泊まるなら四二へ、野宿をするなら三へ進め。
例えば上のような内容で、あなたが今一〇一を読んでいるとします。そのあとに選択肢が書かれており、どちらかを選択しなければなりません。もし仮に居酒屋に入るを選択した場合、二二九と書かれているページを開き、そこを読み進めます。再び選択肢が示されたら、自分が選んだ選択肢に書かれている番号を開き読み進めます。時にはサイコロによる運試しをするかもしれません。
簡単ですが、以上がゲームブックの遊び方になります。この例はくまが適当に書いたものですので雑な内容ですが、実際のゲームブックは、当然もっときちんと書かれていますよ。本当に面白い本になると、描写が細かく文章も上手です。
まだ書きたいことは沢山あるのですが、だいぶ長くなってしまったのできょうはここまでにしたいと思います。また書きますので、よろしくお願いします。
続きを書いたら、ここら辺にリンクを貼っておきます。
続きを書きました。こちら