こんばんは、くまです。
ドラクエXIの記事の最後にメアリスケルターをプレイしますと書いてから、2カ月近く過ぎました。
そして、やっとメアリスケルターが終わりました。
プラチナトロフィーも獲得できました。
なかなか面白かったかなと思っております。
という事で、メアリスケルターの感想など書いていきます。
メアリスケルターとは
メアリスケルターは、コンパイルハートから2016年10月に発売されたダンジョンRPG(DRPG)です。
約1年くまの家の棚で熟成されておりましたが、ついに日の目を見ることになった積みゲーです。
公式サイトはこちらです。
http://www.compileheart.com/mary-skelter/
DRPGというのは、ウィザードリィタイプと言われるゲームですね。
ウィザードリィについては、昔の記事にちょこっとだけ書きました。
レトロゲームはいかがですか? ファミコン版ドラゴンクエストI
本当にちょこっとしか書いていませんが。
立体表現されたダンジョン内をてくてくと歩き、突然敵と遭遇して戦闘になり、その敵を倒してさらに奥深くへと進んで行く。
途中で宝箱を見つければ、ぱかっと開いて中身を頂く。
貴重な武具なら早速装備してパワーアップ。
そんなゲームです。
メアリスケルターに話を戻します。
発売がコンパイルハートとなっていたので、とても危険な感じ(買ってはいけない予感)がしたのですが、ゲームの雰囲気や設定に惹かれて買ってしまいました。
ネットでレビューを検索すると、色々悪いところが書かれております。
不満な点は沢山ありますが、まあいいんじゃないかな~と、結構良いところもありますよ~と思います。
発売当初は、ゲームフリーズの嵐でバグも盛り沢山だったらしいですが、今回くまが始めた時にはバージョン1.05のパッチが配信されておりました。
だいぶ改善や調整が行われたようです。
フリーズも少ししかしませんでした。
2回くらいです。
まずはこの作品の特徴を紹介します
それでは、良かったと思えるところやユニークな特徴などを書いていきます。
魅力的なストーリー
このゲームは雰囲気や設定、ストーリーがしっかりしている。
これが最大の魅力だと思います。
もし興味があるのであれば、まず前日譚を読破していただたい。
公式サイトから飛べますが、こちらにリンクを貼っておきます。
http://www.compileheart.com/mary-skelter/special/novel.php
これが結構面白いのです。
とても悲惨な状況に陥ってしまった世界なのですが、そんな中で生きる人々や、物語に登場する血式少女達の境遇が書かれています。
果たしてこの後物語はどうなっていくのか、とても興味をそそられ、ついつい、くまはこのソフトを購入してしまったのです。
このゲームを始めるならば、前日譚は全て読んだ方が良いです。
その方が、ゲームをより楽しめると思います。
ついでに書くと、神獄塔 メアリスケルター ビジュアルコレクション&ストーリーガイドブックというものが発売されています。
この書籍には先に紹介した前日譚の他、この本用にサイドストーリーが掲載されております。
また、ゲーム本編と並行して進行するストーリーが神獄塔 メアリスケルター ~光の在処~という小説として発売されております。
くまはついついこれらの本まで買ってしまいました。
小説はこれから読みます。
ネタバレが盛り沢山らしいので、小説はゲームをクリアしてから読みましょう。
ゲーム本編では、何故このような悲惨な状況になってしまったのか、そして登場人物の正体が明かされていきます。
謎が深まり、そして少しずつ謎が解けていくお話の展開が、ゲームをしていてワクワクします。
この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ前日譚を読んでみてください。
これに引き込まれるようなら、買って損はないかも?
ナイトメアという厄介な奴
ナイトメアというものについて書く前に言っておくと、くまは最初から最後までFEARという最も難易度の高いモードで遊びました。
なので、敵の強さに関する感想はノーマルで遊んだ場合と異なります。
色々な評価サイトでも書かれている通り、ノーマルでは歯ごたえが無さすぎます。
ノーマルと比べるとFEARの敵の強さは尋常じゃなくなります。
ノーマルでプレイする方には参考にならないかもしれません。
それではナイトメアについてです。
このゲームでは各フィールドのエリアボスとしてナイトメアという敵が存在します。
ナイトメアの周囲には円形状の暗闇で覆われた領域が存在します。
ナイトメアはフィールド内を移動しており、それに合わせて暗闇の領域も移動します。
そして、主人公達がこの領域に入ると、主人公を追いかけて攻撃を仕掛けてきます。
倒せばいいだけじゃんと言いたいところですが、この時点でナイトメアは不死身であり倒すことが出来ません。
そのため、逃げ切る、つまり暗闇領域の外に出る以外に生き延びる方法はありません。
戦闘で一定ダメージを与えると部位破壊をすることが出来ます。
そうするとナイトメアは一定時間気絶するので、その隙に逃げ出しやすくなります。
このナイトメアに関しては、他の敵とは異なる特徴があります。
それは、ナイトメアの動作はリアルタイムだという点です。
まずフィールドでは、こちらがマップを移動していなくてもナイトメアは追いかけてきて来ます。
なので、ぼーっと突っ立っていると、あっという間に追いつかれて戦闘になります。
そして戦闘でもリアルタイム。
通常この手のDRPGは、自分がコマンドを選択するまで行動順番は進まないものです。
このゲームも通常の雑魚はそうです。
でもナイトメアの場合、戦闘中こちらがコマンド選択にもたもたしていると、どんどんナイトメアの行動順番が早まってきます。
なので、あまり悩まずサクサクとコマンドを選択していかないと、何回もナイトメアから攻撃を受けることになります。
FEARモードでのナイトメアの攻撃力は尋常ではありません。
最後のナイトメアなど、こちらのLVが最大の99であっても、同じキャラが1,2回ダメージを受けるとあっさり戦闘不能になってしまいます。
また、どうやらナイトメアというものは受けたダメージ量が多くなると強くなっていくようで、攻撃力、防御力、攻撃回数、素早さが上昇するように感じます。
強くなったとメッセージが表示されるわけでは無いのですが、あれ何かダメージがでかくなった?とか、攻撃が当たらなくなった?とか、こいつ何回攻撃しているんだ?と思ったことが何度もあります。
攻撃回数については、ゲーム終盤になるほど多くなります。
最終的には一度に6回くらい攻撃されたことがあります。
これには物凄い理不尽さを感じたのですが、そういう敵だという事なのでしょう。
まあ、それでも何とかなるのですが。
分かりにくかったかもしれませんが、FEARモードだとナイトメア戦は結構しんどいです。
ある意味緊張感があって面白いかもしれませんが。
血飛沫バトル
戦闘におけるちょっとユニークな要素として、血飛沫バトルというものがあります。
敵を倒すと血式少女達は返り血を浴びます。
一定量浴びると少女達は凶暴化するのですが、これをジェノサイド化と言います。
ジェノサイド化すると攻撃力が大体1.5倍くらいに増加します。
血式少女達は、大ダメージを受けたり仲間が戦闘不能になったりといった大きなストレスを受けると、穢れというものが溜まっていきます。
そして、穢れの量によって暴走する確率が高まっていきます。
暴走はブラッドスケルター化と呼ばれ、ジェノサイド化する際に、蓄積している穢れの量に応じた確率で発生します。
ブラッドスケルター化すると、敵味方問わず攻撃するようになります。
一般的なRPGの混乱状態みたいなものですが、攻撃力が通常とは桁違いに増加します。
感覚的には、ナイトメアの攻撃力に近いかもしれません。
また、攻撃回数も適当に増加するようで、時には一度に4回くらい攻撃していました。
なので、敵を攻撃してくれれば良いのですが、味方を攻撃されると戦闘不能者が続出します。
それと、ブラッドスケルター化する時の音が嫌いです。
プチっというような、何かが切れるような音が鳴ってブラッドスケルター化するのですが、このプッチっという音が好きになれません。
嫌なところ
次にゲームを遊んでいて不快に思ったところを紹介します。
マップが馬鹿みたいに広い
色々な評価サイトでも書かれている事ですが、マップがとてつもなく広いです。
多分、この手のゲームが好きじゃないと辟易しそうなくらい広いです。
本当に、制作者は何を考えているのでしょうか。
と言いつつも、くまは可能な限りマップを走破しました。
これはDRPG好きの性みたいなものでしょうか。
普通はマップを全部埋める必要は無いと思います。
必要なアイテムを入手してストーリーを進行させられるようになったら、どんどん進めてしまえば良いのだと思います。
マップギミックの理不尽さ
戦闘で例えばジェノサイド化したキャラがいた場合、戦闘終了後にジェノサイド化が解ける画面演出が表示されます。
この時、演出をスキップするボタンを押さない限り、数秒間ですが操作が出来なくなります。
マップギミックには、例えばマップ上を走り回る、棘の付いたトロッコがあります。
場合によっては、どうしてもトロッコのコース上を歩かなければいけなくなります。
この時に戦闘が発生し、終了したとします。
そうすると、先に書いた操作できない数秒間に理不尽な事態が発生するのです。
こちらが操作できないにも関わらず、トロッコは動き回ります。
そして操作できない数秒間にもトロッコはこちらに突っ込んできて、ダメージを受けてしまうのです。
例えば地面から槍が出るギミックがあります。
槍は周期的に出たり引っ込んだりします。
槍が引っ込んだ隙にその上を通った時、もし戦闘が発生したらどうでしょう。
戦闘後の操作できない数秒間に槍が出てきてダメージを受けます。
マップギミックはこんなのばっかりです。
作りが雑過ぎます。
演出をスキップできるから良いというものではありません。
リアルタイムではないDRPGにリアルタイム性を組み込んだ結果、色々雑な部分が出てきてしまったのでしょう。
もうちょっときちんと作れよ、と言いたくなります。
画面表示が遅い
これも色々な評価サイトで書かれている事です。
ダンジョン移動中の表示が遅いです。
このゲームは、敵を倒すとその返り血があちこちに付着するシステムなのですが、どうやら血の付いた場所が多いほど表示に時間が掛かるようです。
くま的には、ああなるほど確かに遅いという程度ですが、人によっては不快に思うかもしれません。
どちらかというと、戦闘終了後のリザルト画面が鬱陶しいです。
ルーレットが本当にウザい
これは本当にウザいです。
このゲームにはジェイルの三大欲求というものがあって、それが様々な理由で満たされるとルーレットが表示されます。
ルーレットは当たった目に応じて様々な効果が得られます。
ただ、これがイベントシーン以外ならいつでも発生します。
例えばラスボスとの戦闘中、次の攻撃はこれとボタンを押そうとした瞬間、突然ルーレットが始まります。
あるいは戦闘終了後、マップ探索を開始しようと十字キーを押そうとした瞬間、突然ルーレットが始まります。
あるいはマップのトラップを通り抜けている瞬間にルーレットが発生します。
これは本当にウザいですねぇ。
ゲームのテンポが崩されます。
斬新ですがダメな要素です。
まとめ
こうして書いてみるとダメなゲームのように感じますが、それでもくま的にこのゲームのストーリーは面白いです。
色々ダメなところを、ある程度補ってくれるくらいの良さがありました。
あまり人におすすめできるゲームではないかもしれませんが、もし興味を持たれた方がいましたら遊んでみてください。
その時は、まず前日譚を読んでみてください。
それと、キャラの事を書いていませんが、くまはかぐや姫が結構気に入っています。
戦闘中、「だるいです~」とか「もう帰りたいです~」とか言ってしまう正直さが気に入りました。
ヒロインたちは皆個性的で、イベントでの掛け合いも結構楽しかったです。
それでは、また次のゲームクリア後にお会いしましょう。