こんばんは、くまです。
イースをゼロから始めよう!ということでイースを最初からプレイしています。
これはイースの中の年代順にプレイしていって、物語を読み直すつもりで始めました。
そして、今回、イース セルセタの樹海 が終わり、計4作品クリアしました。
今回のセルセタの樹海というタイトルは、ファルコム初のPSVITA用ソフトで、「ファルコムの最高傑作になるように総力をあげて作れ!」的な社長命令が下ったとかなんとか、そんな話を聞いたことがあります。
で、出来上がったこのソフトは、くま的に惜しい、もうちょっとしっかり作ってくれれば良かったのに、という感想です。
くまは今回セルセタを遊ぶのは2回目です。
正直な感想としては、結構面白いです。
良い作品だと思います。
ただ、これはVITAに向かないソフトだと思います。
据え置き大画面で遊べれば、もっと楽しいのにと思うのです。
さて、とりあえず作品の紹介をしていきます。
少しネタバレます。
セルセタの樹海とは
この作品は、イース オリジンを除くアドルの冒険記における2番目の冒険になります。
エステリア、イースで出会ったドギとフレア先生と一緒に、セルセタ地方にあるキャスナンという町までやって来ます。
キャスナンに来た理由は、フレア先生がセルセタという花の原種を探したいということで、その付き添いと、行ったことが無いセルセタを冒険したいというアドルの好奇心でした。
ここら辺は、ゲームを進めていく過程で少しずつ明かされていく内容です。
この二人とアドルとの関係を知りたい方は、ぜひイースI・IIをプレイしてみて下さい。
アドルの最初の冒険はイースI・IIであり、タイトル通りイースでの冒険でした。
IとIIの二つに分かれていますが、ひと続きのお話なので、これが1番目の冒険です。
余談ですが、くまはやっぱり、イースシリーズの中でIとIIが一番好きですね。
このセルセタの樹海は、イースとはほとんど関係ありません。
関係があるとすれば、「有翼人」と「闇」に関して。
イース・オリジンをプレイしていると、「有翼人」と「闇」が会話の中に出てくるのですが、詳しくは説明されていなかったと思います。
このセルセタの樹海をプレイすると、有翼人とは何なのか、闇とは何なのかが分かります。
イースって、所々で不思議ワードが出てくるのですが、それって何?と思う事が多いですね。
過去作から続けてプレイすると、謎が少しづつ解けていく感じがします。
とはいえ、最初のイースI・IIには「有翼人」も「闇」も無かったので、後付けの話なのですが。
ゲームは、何故か記憶を無くしたアドルが、キャスナンをフラフラ歩いているところから始まります。
何故記憶を無くしたのか、それを探るためにアドルはセルセタを冒険することになります。
この作品は所謂イースIVに相当する作品なのですが、今までにファルコムが製作したイースIVはありませんでした。
ファルコムが作った原案があって、それを元に他社がイースIVを作って発売していました。
それは「イースIV MASK OF THE SUN」(トンキンハウス作、スーパーファミコン)、「イースIV The Dawn of Ys」(ハドソン作、PCエンジン)、「イースIV MASK OF THE SUN」(タイトー作、PS2)という3作品です。
そして、ついに本家であるファルコムがイースIVを作ったという事になります。
原案が同じなので、あらすじはどれも同じなのだろうと思います。
くまは過去に他社のイースIVを遊んだことがあるのですが、だいぶ前なので忘れてしまいました。
イースI・IIのゲームシステムをちょっと改良したようなソフトだった気がします。
現在のイースシリーズとはだいぶ違う感じだったと思います。
ちなみに、「WANDERERS FROM Ys」あるいは「フェルガナの誓い」、所謂イースIIIはこの次の冒険になります。
白地図を埋めていくのが楽しい
セルセタという未開の地を冒険して、地図を作っていくという設定がなかなかおもしろい。
DRPGじゃないですけど、真っ白な地図に自分が歩いた場所が記録されていって、こんなところに村があったとか、こんなところに川が流れていたとか、そんな発見をしながら旅をするのは結構楽しいです。
地図製作の進み具合によって賞金がもらえたりしますし。
戦闘アクションが楽しい
このゲーム、アクションRPGですが、アクションは結構簡単です。
操作はシンプルで連打攻撃と回避、そしてたまに防御をしていればサクサク進めることができます。
処理も軽いので、軽快で爽快な戦闘が楽しめます。
くまはまだ遊んだことが無いのですが、ゲームシステムはイースセブンをベースにしているそうです。
くまが遊んだのはイース・オリジンやナピシュテムの匣までなので、これらと比べるとだいぶ違いますね。
そもそも、アドルが3頭身じゃないし。
ただ、戦闘に関してはくまがちょっとイマイチと思う点があります。
これは後から書きます。
カメラワークの問題
このゲーム、例えば右スティックを使って周囲をグルグル見回すようなことはできません。
視点固定ではないですが、カメラワークは全てシステム任せ。
カメラワークが上手なら何の問題も無いのですが、結構酷いです。
目の前に障害物があってキャラが見えなくても、平気でその位置にカメラを動かします。
よくあるのが、敵が視界から出てしまうこと。
ボス戦だと一応ボスにロックがかかり、ボスを視界の中心に据えてキャラが動くのですが、キャラの動かし方によってはボスが視界の外にはみ出してしまい、見えないところから強烈な攻撃を受けることがしばしばあります。
これではゲームになりません。
自分でカメラを操作することはできないので、回避を繰り返してボスの攻撃を避けながら、うまいことボスを視界に入れて戦わなければなりません。
キャラが小さすぎる問題
はっきり言うと、このゲームはVITAに向いていません。
上で書いたようにカメラワークはシステム任せです。
そのうえキャラがちっちゃいので、カメラが引いた位置に動いた場合、何がどうなっているのかさっぱり分かりません。
おまけに目の前に障害物があったら最悪です。
適当にボタンを連打して戦闘をしのぐしかありません。
一応右スティックでズーム操作ができますが、戦闘中はそんな操作をしている余裕はないですから。
カメラワークの問題と合わせて、戦闘は結構ストレスが溜まります。
据え置き機用にすべきだと思いました。
VITA TVという選択肢はあるのですが、PS4コントローラを使ってもタッチパネル操作ができないので、ちょっと不便です。
面白い作品だと思う
この作品は面白いです。
シナリオも面白いし、戦闘も基本的に爽快に進むので、良作だと思います。
上にあげた、くまが問題だと思う点が無ければ、素晴らしい作品になったと思います。
イースVIIIはまだ遊んだことが無いですが、PS4の性能を生かした、もっと良い作品になっていることを期待しています。
右スティックでグルグル周囲を見回せるようになれば、もっとストレスなく遊べると思います。
次はフェルガナの誓いを遊びます。
でもその前に、何か他のソフトをプレイしようかな。
ということで、お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。