こんばんは、くまです。
やっとFFXVをクリアしました。PS4用です。
まだエピソード〇〇には手を付けていませんが、本体部分はプラチナトロフィーを獲得できました。
前回記事:FF XV 話題の13章をクリアした
今回の記事は、FFXVを悪い評価から擁護する内容となりますので、FFXVが嫌いな方はご退出ください。
ここに書く感想は、あくまでも、くまの個人的な感想です。
もし読者様と意見が合わない場合も、なるほど作品の捕え方は人それぞれだ、とご理解ください。
ネタバレが多くあると思います。
これからFFXVを楽しもうとする方はご退出ください。
色々と酷評されていましたが
酷評されることが多いFFXVですが、くま的な感想は良い作品だったと思います。
ストーリーに語られていない部分が多い、ストーリーが破綻しているという意見が多く聞かれますが、そんなことはないと思います。
そもそも、作品の中で起こった出来事を1から10まで書いている物語なんてありません。
語られていない部分は読者が想像・空想することで補完していくものです。
そうでなければ、世の中に出回っている小説は全て不完全なものになってしまいます。
物語の前後の関係や、登場人物の性格から推察すれば良いのです。
ストーリーを不快に思った方がいるかもしれません。
Chapter10あたりでしょうか、一時的に、仲の良かった4人の友情関係に亀裂が入り、ギスギスした状態になったことがありました。
またChapter13ではシガイ、シガイと、延々と説明が繰り返され、いささか辟易しました。
不快に思った方がクソだと言われるのは、好みの問題なので、致し方ないかもしれません。
現実でも、人間関係がギスギスすることは往々にしてあることです。
ゲームの中でくらい幸せな気持ちに浸りたいと思うかもしれません。
それでもFFXVは、最終的にお互いのわだかまりを払拭し、元通りの関係に戻ります。
紆余曲折もストーリーのスパイスというところでしょうか。
グラフィックに関しても、FFXVより綺麗な作品があるそうですが、くま的にはこれで十分です。
これ以上綺麗になったところで、五十歩百歩というものでしょう。
他にも色々ありますが、まあ、細けえ事は気にしない。
どんな作品でも、粗を探せば色々あることでしょう。
友と旅をすること
この作品ではオープニングとエンディングにStand by meという歌が流れます。
なぜStand by meを流す必要があるんだという意見があるようです。
ですが、くまには良く分かりました。
この作品の軸になるテーマ、それは友情です。
この点は、ストーリーを進めていけば良く分かると思うのですが。
この作品を開発した方々は、見知らぬ土地を親友と旅する楽しさを、プレイヤーに感じてもらいたかったのではないでしょうか。
エンディングで流れる「最後のキャンプ」の回想シーンで、この点が強く表現されていました。
クリスタルから力を授かり、10年後の世界で目覚めたノクティスが、世界を覆う闇を祓うために仲間達の元に帰還します。
この時点で、闇を祓うためには自分が命を捧げる必要があるとクリスタルの中で告げられており、ノクティスは死を覚悟していました。
でも、最後のキャンプで本心を語ります。
自分が死んで、親友達と会えなくなるのは辛いと。
そうすると、この作品にとっては、単にストーリーを進めるよりも、まずはオープンワールドの舞台となるルシスで仲間達とあちこち旅するのが重要なのだと思います。
ルシスでは、仲間達と他愛のない雑談を繰り返しながら冒険をすることができます。
細かい事を言うと、この雑談のセリフには限りがあるので、何度も同じセリフを聞くことになりますが、それでもリラックスした旅を楽しむ雰囲気を味わえると思います。
自分の国が大変な事になっているのに、と思う方もいるかもしれませんが、そこはいつも緊張して深刻な雰囲気でいるより、多少リラックスしている方が良いでしょう。
もちろん、祖国を思う気持ちは彼らの中にいつもあると思います。
最初に書いた、Stand by meが流れる理由ですが、これはStand by meという映画を見てもらわないと分からないかもしれません。
映画の内容をざっくり言ってしまうと、中学生くらいの少年4人組が死体探しの小さな冒険に出るというお話。
本当に小さな冒険で1泊2日くらいのもの。
気の合う仲間との冒険旅行の楽しさとか、友情とか、ちょっとしたケンカとか。
そんな様子を上手に描いた、とても素晴らしい作品です。
くまも大好きな名作。
今回のFFはこれをモチーフにして作っているのだと思います。
そして、歌の歌詞が「友が傍にいてくれれば、何も怖くないよ」というような歌詞で、まさに映画の内容にぴったりの名曲です。
なので、今回のFFのテーマにもぴったりという事になりますね。
シガイに関わるストーリー
シガイという言葉が生まれたのはFF XIIIからでしょうか。
FF XIIIをプレイした時は、正直シガイが何なのかピンときませんでした。
それほど詳しく語られてなかったかもしれません。
後でもう一度やり直そうと思っていました。
今回のFF XVでは、シガイに対して明確な定義付けがなされました。
いや、多分今回からだと思います。
シガイは、プラスモディウム変異体と呼ばれる寄生虫のようなものに寄生された人や動物などが変異したものであり、シガイ自体が常にプラスモディウム変異体を噴出させており、シガイが死亡するときに更に大量のそれを噴出させるのだそうです。
また、シガイは日の光の下では生存できず、消滅してしまいます。
今回のストーリーは、シガイ化した人を救うために自分がシガイ化した、ある人物の復讐劇でした。
ルシス王家に抹殺された人物が闇の中に潜み、今こそルシス王家に復讐しようとしたのです。
若いノクティスは親友と共に冒険をすることで成長し、力を得たノクティスが新たなルシス王として帰還し闇を祓うのです。
キャンプの料理
ルシスの冒険では、ホテルで宿泊する他、標と呼ばれる場所でキャンプを開くことができます。
仲間4人で焚き火を囲みながら、イグニスの作った美味しそうな料理を食べ、プロンプトの撮った写真を見ることができます。
特に料理のグラフィックが秀逸です。
料理のグラフィックにばかり力を入れて、内容がおざなりという意見がありましたが、くまはそうは思いません。
キャンプは何度も行うことになるので、単調な作業になりがちです。
でも、料理のグラフィックを見ると本当に美味しそうに見えて、どんどんメニューを増やして新たな料理のグラフィックを見てみたいと思うのです。
料理をするというイベントがキャンプに価値を生み、単純な作業ではなく冒険の楽しみのひとつと思わせてくれるのです。
戦闘の操作は簡単で面白い
戦闘の操作は簡単です。
〇で攻撃、□で回避・防御。
しかも押しっぱなしで勝手に動いてくれます。
×はジャンプ。
△はちょっと特殊で、シフトと言う技を使います。
シフトは武器を対象物に投げつけて、その位置まで瞬間移動する魔法のひとつです。
敵に投げつければ、遠くにいる敵まで瞬間移動して強力な攻撃を繰り出します。
岩壁に投げつければ、壁に刺さった武器にぶら下がることができます。
これらのシンプルな操作で戦闘を行うので戦闘は簡単かというと、そうではありません。
〇で攻撃しつつ敵の反撃に反応してすぐさま□で防御したり、□で防御してすぐさま〇を押すことでパリィをしたりと、反射神経が要求される戦闘です。
敵が素早いほどこれらの操作に速度が求められます。
また、小さな敵は小さいし、巨大な敵は本当に巨大です。
巨大な敵相手だと、小さな主人公達が、踏み潰されるのを避けつつ敵の巨大な足元に攻撃を加えるなんてことになります。
とても迫力ある戦闘が楽しめますが、あまりにも敵が大きいと本当に足しか見えず、敵の動きを把握するのが困難だったりします。
FFの戦闘を、よりリアリティのあるものにした感じです。
戦闘では、ファイア、ブリザド、サンダーといったお馴染みの魔法が使えます。
これは魔法の力を道具として使えるようにしたもので、敵に投げつけて使います。
魔法には効果範囲があり、範囲内にいるものは敵・味方問わず攻撃されます。
魔法は強力ですが、慎重な操作が必要です。
最初はちょっと戸惑いますが、慣れると結構面白い戦闘が楽しめます。
Chapter13には不満が残る
前回の記事に書きましたが、評判の悪いChapter13は、確かにくまも残念だと思います。
長いからではなく、とても大きな音と共に突然敵が襲い掛かってくる演出が酷いと思ったからです。
くまはバイ〇ハザー〇というソフトを思い出してしまいました。
くまがプレイしたバイ〇ハザー〇は最初の1作目だけですが、まさに書いたような演出だったと思います。
とても馬鹿でかい音を出して人を脅かす。
しかもFFという作品で行われている。
正直こんな演出をするなんてと驚きました。
こんなことが何度も続くChapter13は本当に苦痛です。
極めて残念な章です。
行けないところが多いのが残念
これは、もう少し頑張ってもらいたかった点です。
この作品は、意外と行けないところが多いです。
この先はどうなっているのだろうと思って行こうとすると、フェンスがあったり高い岩壁があったりで封鎖されています。
元々マップがかなり広いと思うので十分なのかもしれませんが、岩壁やフェンスなどで好奇心を押さえつけられてしまうのがとても残念でした。
もっと自分で謎を解くようなイベントが欲しかった
この作品のメインクエストは、基本的にある人物に誘導されて行動するものばかりです。
主人公が自ら情報を集め謎を解くというようなメインクエストは無かったと思います。
つまり、ある人物の思惑に乗り行動しているだけという事になります。
せっかく広いフィールドを冒険できるのだから、もっと各地に謎をちりばめ、自ら情報を集め様々な謎を解いていくようなイベントが欲しかったです。
サブクエストも、特定のモンスターを倒すとか何かを探して届けるとか、ある意味重要ではないものばかりです。
いわゆるお使いクエストというやつです。
クエストをこなすRPGというと、どんなソフトも大体似たり寄ったりなお使いクエストばかりですので、この作品だけが良くないわけではありませんが。
もう少し趣向を凝らした面白いイベントを作れないものでしょうか。
プラチナトロフィーは難しくない
このゲームでプラチナトロフィーを獲ることは難しくありません。
ポイントとしては、
難易度ノーマルでプレイする。
メインシナリオを最後まで遊ぶこと。
メインシナリオクリア後もルシスをうろうろしてみる。
サブクエストをなるべく沢山こなすこと。
ファントムソードを全て集めるくらいルシスを歩き回ること。
難易度LV99のアダマンタイマイを倒すこと。
といったところでしょうか。
PS4では隠しトロフィーの条件を見ることができるので、そんなに難しくないことが分かると思います。
面倒なのは、アダマンタイマイを倒すことです。
あとはある程度時間をかければ何とかなるでしょう。
効率良くレベルアップするには
くまはレベルストッパーというアイテムを常時装備しておき、ある程度経験値がたまったら高級ホテルに泊まって一気にレベルアップをするという方法をとりました。
宿泊費が一泊2万円のホテルで経験値が2倍、3万円のホテルで3倍になります。
頻繁に泊まると破産してしまいますから、ある程度経験値を貯めてから高級ホテルを利用しましょう。
経験値を比較的楽に貯める方法を紹介します。
魔法を生成する際にあるアイテムを混ぜると、経験値ボーナスを獲得できる魔法を生成できます。
この魔法は戦闘で使うだけで経験値を獲得できるというものです。
有効に使って経験値を貯めましょう。
アダマンタイマイと戦う
アダマンタイマイと戦う時は、事前に強力な魔法を沢山用意しておきます。
出来ればフレアのようなダメージ限界突破魔法を沢山用意しましょう。
難しい場合は、5連続ファイガみたいな強力な魔法を沢山作りましょう
戦闘ではアダマンタイマイの足を狙うと楽でした。
頭部分は高い位置にあり攻撃しにくいので、効率がとても悪く感じました。
ただし足の部分は近づき過ぎると踏み潰されて即死の危険があるので、注意が必要です。
そして、戦闘開始直後から強力な魔法をガンガン使います。
グラディオのスキル、ライジングインパルスも効果的でした。
ノクティスの武器は、神凪の逆鉾が良さそうです。
シフトによる攻撃でダメージN倍となることがあるので、続けて攻撃するとアダマンタイマイのHPを結構削ることができます。
あとは時間をかけることで倒すことができます。
決して強い敵ではありません。
HPが異常に多いだけですから、根気強く戦いましょう。
くまの感想
タイトルに書いた通り、くまの感想としては決してクソゲーではありませんでした。
一部の章が不快なのですが、仲間との友情をテーマにしたストーリーは決して悪いものではありません。
車が走っていたりエレベーターがあったりスマホを使っていたり、FFっぽくないと感じましたが、FFも時代と共に色々と変わっていくのです。
それを受け入れましょう。
不完全なところは次回作に期待しましょう。
それではまた。