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英雄伝説をイチから始めよう~白き魔女をクリア

こんばんは、くまです。
確か去年、「英雄伝説をイチから始めよう」ということで、初代英雄伝説I・IIをクリアしましたが、それ以降手を付けづに止まっていました。
それで今回ようやく白き魔女を始めて、ようやくクリアすることができました。

そもそも英雄伝説シリーズとは、ファルコムが1990年ころからPC88,98用に発売を開始したRPGシリーズです。
最初の英雄伝説I・IIはドラゴンスレイヤーシリーズの一部でした。
ドラゴンスレイヤーシリーズというのは、ザナドゥとかロマンシア、ドラスレIV、ソーサリアンなど、結構有名なソフトが含まれるシリーズでした。
そして、英雄伝説が独立したシリーズとなり、現在では軌跡シリーズとして発売されています。

英雄伝説I・IIはイセルハーサシリーズと呼ばれていますが、今回の白き魔女から朱紅い雫、海の檻歌まではガガーブ・トリロジーと呼ばれています。
白き魔女はもともとPC98用に発売されたものですが、くまが持っているのはWindows XP/VISTA用です。

話が脱線しますが、白き魔女と海の檻歌はWindows10できちんと動作するのですが、朱紅い雫はフルスクリーン表示がおかしくなりますね。
どうもDirectXがらみの問題みたいで、ハイカラー(6万5千色)に制限してウィンドウモードで表示すれば問題ないのですが、これだと画面が小さくて厳しい。
Windows XPなら問題なく動くと思うのですが、DMMから買ったため、ソフト電池なる仕組みが邪魔になって起動できない。
WinXPをネットに繋げばいいのだけど、セキュリティ的に怖いのでなるべく避けたい。
ちょっと困った。
Windows10で拡大鏡機能を使うと、ちょっと画像が汚くなりますが、結構大きく映すことができそうです。
これしかないかなと思っています。

さて、話を元に戻して、白き魔女についてです。
この作品は、ガガーブと呼ばれる巨大な裂け目が存在する、ティラスイールという世界が舞台です。
この地を20年前に訪れ各地を旅して数多くの予言を残した白き魔女、その20年後に巡礼の旅として白き魔女の足跡を辿る主人公達の物語です。

この作品を一言で言うと、やさしい作品になります。

まず、何よりストーリーと登場人物が優しい。
白き魔女は悲しい結末を迎えるまで、ティラスイールの人達の事を思い旅をしました。
その後、主人公達はティラスイールを旅して各地で発生する事件を解決していくのですが、それは基本的に人助けです。
主人公達がしているのが巡礼の旅だということもあると思いますが、困っている人を見つけては助けてあげる。
手が足りなければ誰かが協力してくれて、事件解決まで旅に同行してくれる。
敵となる人達も根っからの悪ではなく、やむにやまれぬ事情があります。
そんな感じでみんな何かしら優しさを持っており、こいつは絶対に許せないと感じる場面はほとんどありません。
そのためか、緊張感が無くハラハラドキドキする場面も無いので、全体的に少し緩い感じがしました。

次に、ゲームの難易度が易しい。
このゲームはRPGですが、戦闘に重きを置いたものではありません。
一生懸命レベルアップして強敵に打ち勝つとうというものではないため、無理して戦闘を繰り返す必要はありません。
なので、事前に意図的にレベルアップしておく必要がある戦闘はごくわずか。
そもそも、敵もあまり出現しません。
そのため、RPGとしては簡単すぎると思います。
難易度の高いRPGを求める人には向きません。

ちょっとゲームを難しくしているのはAIの馬鹿さ加減。
このゲームの戦闘はセミオートで、放置しておいても自動で戦ってくれるのですが、AIが馬鹿すぎます。
単身で複数の敵の中に突っ込んでいって死んでしまったり、進路上の仲間をうまく回避することができず目的地に到達できないまま右往左往したり。
はっきり言って、馬鹿すぎてイラっとします。
そのため、いちいち各キャラに指示を出さなければいけなくなるのですが、操作性もかなり悪く思った通りに動いてくれないこともしばしば。
英雄伝説I・IIはウィザードリィタイプのコマンド選択式戦闘でした。
今回は新たな試みとしてこのような戦闘にしたのでしょうが、こんな出来なら昔のままの方が良かった。
まあ、1994年発売のソフトですから、発売当時に遊んでいれば斬新で面白いとなったかもしれませんが。

戦闘はちょっとアレですが、英雄伝説らしさは感じました。
それは、旅の中で新たな仲間と出会いそして別れ、それを繰り返しながら最終目的地にたどり着く。
最後は今まで出会った仲間たちが主人公の元に駆けつけてくれて、全員で強力し合いながら大きな目標をやり遂げる。
主人公のみならず出会った全ての仲間が言わば名もなき英雄であり、その絆や助け合いの大切さを感じられるのが英雄伝説という作品らしさなのだろうと思います。

ということで、白き魔女の感想でした。
興味を持った方は遊んでみてください。
このゲームは戦闘を楽しむものではなく、ストーリーを楽しむものですね。
それではまた。

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